カレコイ
第8章 ドタバタ研修旅行スタート?!
「ではー!いっきまーす!!」
たたたた。と移動する。
「谷口さん!
愛してる。」
顔だけはいい相川。
バス内にキャー!と、ヒュー!が溢れる。
「気持ちは嬉しいけど、ゴメンね?私、俊哉のことほうが愛してるの。」
そういって、隣に座る恐らく彼氏であろう、宇都宮君になんともうまく告白。
「俺も!夏のこと、愛してる」
キャーーーーー!とさらにヒートアップ!
緊急でバス内マイクを使う。
「ちょ、楽しいのはわかったから、もう少し静かにやりなさい!」
へーい。とみんな少しボリュームが下がる。
「うっわ。俺もう、楽しくない!目の前でごちそうさん!!
萎えたわー。レクなのに楽しくないわー......」
「りくちん!!私がいるわ!だから戻っておいで!!」
「しょったン......」
「りくちん......」
おいおいおい。もはや、漫才。
「ナミ、マイク貸して。」
「えっ、は、はいどうぞ。」
石井君がこのくだらない漫才を終わらそうとしてくれてる!
「おい、ホモ1、ホモ2。とっとともどれ。進まねぇ。」
「「タックん!せめて名前でよんでっ!!」」
さすが。
更なる盛り上がりを見せながらやっと続行。
「南ちゃん、私、あのバカ二人組と同じ班、いや。」
「灘さん、頼むよ......」
気持ちはわからんでもない。