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詩集

第9章 シンデレラ・タイム

あついヌルヌルに包まれて

僕は無意識に腰をふる

ぎゅっと抱きすくめたカラダの下には

僕とは違う、もう一つの温もり

目を閉じて、切ない声を上げる、キミ

学校で見る先輩はここにはいない

同じ名前の、同じ容姿の、どこか別人

キスから始まったドキドキは

頭をクラクラさせながら、違う感情を僕にくれた

腰を動かすたびに、背筋を登るナマの感覚

学校で習った、臭くて気持よくないものは

彼女の中には入れさせない

本当のキミを知るために

ボクが下からキミを揺らす

切ない声と、揺れるムネ

とてもえっちな、大人の色香

そんなキミがもっと見たくて、不意に乳首に口をつける

「~~~~~~っ!」

声にならない、声が聞こえた

お腹の中が、キュッと締まって、ぴくぴくぴくと小さく震える

キミはボクの思い通り

大事なところをもてあそんで、キミはボクの想うがまま

そんな感情が頭をよぎり、二人だけの時間は終わりを告げる

お腹の底から感情が、ぞわりと波のように押し寄せる

背中を気持ちいい波が抜けて

恋人の時間が終わりを告げる

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