テキストサイズ

秘密の派遣業務

第16章 イブの夜

紗江「…あの…」

桐沢は紗江をソファに座らせると額を覗き込む。

桐沢「あー赤くなってる。…ごめんな?」

間近に見る桐沢の顔にドキドキする。

(…ち、近いよ…)

紗江「だ、大丈夫だから…」

照れ臭くて顔を背けた。

すると桐沢の指が紗江の顎を捉え向き合うように見つめられる。

桐沢「…俺の所に来てくれたんだろ?」

真っ直ぐな瞳…。

紗江「…うん…いい?」

その言葉に桐沢はホッと息を吐き出した。

桐沢「もちろん…俺も…待ってた。」

自然と引き寄せられるように2人の唇は重なっていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ