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秘密の派遣業務

第16章 イブの夜

紗江「…い、痛い…」

思い切りドアが額にぶつかった。

桐沢は呆然と紗江を見下ろしていた。

桐沢「…あ…だ、大丈夫か…?」

驚き過ぎて頭が回らない…。

桐沢「…何でそんなとこに…」

そう言いながら紗江の額を撫でる。

紗江「…ご、ごめんなさい…迷惑…ですよね…?」

桐沢の言葉に泣きそうになっていた。

その言葉に桐沢はハッと思い出した。

(…来てくれたんだな?)

桐沢「…迷惑な訳あるか。」

紗江「…え…?」

桐沢「…待ってた。」

優しく微笑むと、紗江の手を握り部屋の中に招き入れた。

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