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秘密の派遣業務

第18章 愛玩具

シャワーから出て服を着る。

時計を見ると…深夜0:30。

紗江「…桐沢さん…会いたい…」

紗江は桐沢に縋り付きたかった。
慰めて欲しかった。

そっと部屋を出て桐沢の部屋に向かう。

(…寝てるかな…)

控えめにドアをノックした。

紗江「………………」

返事はなかった。

紗江「…寝てるのかな…」

仕方なく部屋に戻る事にする。

紗江「…喉が渇いた…」

部屋に戻らず、そのまま1人食堂に向かう事にした。
食堂の入り口付近まで来た時、中から話し声がする事に気づく。

(…誰か居るの?)

耳を澄ます。

『……………紗江はさ…言えば、みんなの愛玩具のようなモノだからさ…桐沢だってそう思うだろ?』

(…え…っ?)

心臓が嫌な音を立てる…。

桐沢『…確かに…な…』

(…っっっ??!!)

その言葉に紗江は凍り付いた…。

(聞きたくないっ!!)

紗江はその場から逃げるように走り出した…。

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