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秘密の派遣業務

第21章 伝えたい想い

桐沢「…居ない?…一体何処に?」

開け放たれた窓。

窓に駆け寄る。

桐沢「…ここから?」

藤堂「おい、桐沢!」

振り返ると藤堂が紙を差し出した。

桐沢「これは紗江の?」

『しばらく1人になりたい。お願いだから探さないで下さい。朝までには戻ります。だから心配しないで下さい。紗江』

桐沢「心配するに決まってるだろっ!!」

桐沢は部屋を飛び出す。

必死に走り外に出た。

桐沢の後を追って藤堂たちも走っていた。

藤堂「手分けして探すぞ。見つけたら知らせてくれ。」

頷き合いそれぞれ別の方向に走り出した。

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