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秘密の派遣業務

第21章 伝えたい想い

桐沢は桟橋に来ていた。

桐沢「…ハアハア…居ない…ハアハア…紗江…何処だ…?」

月が明るい。
街灯がなくても充分に明るかった。

桟橋に紗江が居ないのを確認すると桐沢はまた走り出した。

藤堂は研究所の裏に来ていた。

すぐそこは林になっている。

藤堂「さすがにこんな所には来ないよな…」

真っ暗な林の中は男でも怖い。

踵を返し違う方向に走り出した。

みんな必死だった。
紗江の姿をひたすら探し続けた。

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