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秘密の派遣業務

第23章 嬉しい辞退

仕事を終え、桐沢が部屋に戻るとそこに紗江の姿はなかった。

朝まで愛し合ったベッドは綺麗にシーツが張り替えられていて部屋も掃除がしてあった。

桐沢「紗江…」

温かい気持ちに満たされて桐沢は部屋を出ると紗江の部屋に向かった。

コンコン

紗江「はい。」

ドアを開けた紗江は桐沢の姿を見るとほんのり頬を染めて朗らかに微笑んだ。

(…可愛い…)

紗江「もう仕事は終わったの?」

桐沢「ああ、終わった。」

そのまま紗江の部屋に入りドアを閉める。

紗江の部屋に消えた桐沢をじっと見る視線に気づかなかった。

峯山「……………」

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