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秘密の派遣業務

第24章 桐沢の出張

寂しい気持ちを隠して紗江は微笑んだ。

紗江「…頑張って来てね。」

桐沢「…寂しい?」

紗江「…うん…でも大丈夫。仕事だもんね。」

桐沢はギュっと紗江を抱き締める。

桐沢「…終わったら直ぐに帰ってくる。」

その言葉だけで嬉しかった。

紗江「…うん。待ってるね。」



そして2日後…桐沢は本社に行く為、久しぶりに島を出たのだった。

桐沢が乗った船を見送りながら紗江は羨ましい気持ちになっていた。

島から出る…
ずっとその日を心待ちにしていたから…

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