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秘密の派遣業務

第24章 桐沢の出張

桐沢「今更何言ってんだ?島に行くなら別れるって言ったのはお前だ。俺はお前より島に行く事を選んだ。その時点で俺たちは終わった筈だ。」

冷たく言い放った。

由美「別れるって言えば…貴方は行くのをやめてくれるって思ってたの…本心じゃなかったのよ…」

桐沢は深く溜息を吐いた。

桐沢「勝手な言い分だな。だが…俺にとっては今更な話だ。もうお前の事は何とも思ってない。…じゃあな。」

(そう、今の俺には紗江しか居ない。)

そのまま立ち去ろうとする。

由美「ま、待って!」

由美は必死に追いかけてきた。

(ハァ…やめてくれよ…うんざりだ…)

桐沢は冷たく由美を睨み付けた。

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