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秘密の派遣業務

第24章 桐沢の出張

久しぶりの我が家に戻ってきた。

定期的に清掃業者に掃除を頼んでいるため、長期間不在にしていても家は埃一つなかった。

シャワーを浴び、ベッドに倒れこむ。

桐沢「…由美のおかげで更に紗江の良さがわかった…」

由美が普通なのかも知れない。

今時、紗江のようなタイプのほうが珍しいんだろう。

騙されて研究所なんかに来なければ、紗江はたった1人の男にしか身体を許さなかった筈だ。
今までの紗江を見ていてそれは断言できる。

出来れば俺がそのたった1人の男になりたかった。
だが…研究所に来なければ出会わなかった。

そう考えれば、出逢えた奇跡が有難いくらいに思えた。

桐沢「…紗江…愛してるよ…」

スゥっと眠りに落ちていた。

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