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峯山「…………」

藤堂は峯山を見据えたまま返事を待っていた。

藤堂「普通に抱いた訳じゃないだろ。何かしなければあそこまでボロボロにはならない。正直に答えろ。紗江に何をした？」

峯山はフゥっと息を吐いた。

峯山「…紗江に…自分の立場を教えてやっただけさ。それと…佐伯と藤本にもね。」

藤堂「何？」

峯山「佐伯と藤本にはいい人ぶってても所詮それは綺麗事だと教えてやった。紗江には…自分の立場を忘れないようにしっかり身体に教えてやったのさ。」

藤堂にはそれだけでは詳しい事まではわからなかった。だが、非情な事をした事だけはわかった。

藤堂「…どういうつもりだ！あそこまで傷付ける必要はないだろ！」

藤堂は怒りを露わにした。