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秘密の派遣業務

第26章 心の傷と闇

桐沢「何?急いでるんだけど…」

藤堂「紗江の事で話がある。」

桐沢の表情が硬くなる。
藤堂の様子に何かを感じ取った。

藤堂「医務室で待っててくれ。佐伯と藤本を呼んでくる。」

桐沢「……わかった。」

嫌な予感がした。
紗江に何かあった事は明白だ。

桐沢は医務室に入るとじっと藤堂達が来るのを待った。




桐沢「…………………」

一通りの話を聞いた桐沢は黙り込んでいた。

その表情は無表情で何を考えているかわからない。
ただ…握り締めた拳は怒りに震えていた。

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