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秘密の派遣業務

第27章 凍てついた心

翌日、桐沢と共に朝食の時間に食堂に現れた紗江の姿に藤堂達はホッとした。

藤堂「…おはよう。」

藤堂が2人に近付き声をかける。

桐沢「…おはよう。」

紗江「…おはようございます…」

紗江の返事に藤堂は桐沢を見た。

桐沢「…もう大丈夫だ。…な?」

桐沢は紗江を引き寄せ優しく微笑む。

紗江「…はい。…ご心配をおかけしました…」

ペコッと頭を下げる紗江を少し離れた所から佐伯と藤本が見ていた。

紗江に謝りたいものの、どう接すればいいのかわからないのだ。
それに…紗江の顔がまた曇るのが怖かったのだ。

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