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秘密の派遣業務

第28章 峯山の心の闇

峯山は紗江の手首を掴むと引きずるようにベッドに連れて行きそのまま放り投げる。

紗江「っ…キャッ…」

素早く紗江に覆いかぶさると紗江の目をじっと見下ろして呟いた。

峯山「…大事に…してやってたのに…。嫌がるから…玩具も使わなかった…。何の為に俺がこんな島に来たと思ってんだよ…」

(…やっぱり…峯山さんは私を見ていないんだ…恋人を見てるんだ…)

訳がわからない…
余計な事を言う訳にはいかない…
紗江はそう思って黙っていた。

峯山「誰が借金を返してやったと思ってんだよっ!!…糞っ…」

辛そうに顔を歪める峯山をただ見上げる事しか出来なかった。

峯山「…おかしいと思ってたんだよ…最近…連絡がなかったから……確かめに行く事も出来ない…俺が…身動き出来ないからって…」


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