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秘密の派遣業務

第28章 峯山の心の闇

(察するに…峯山さんは恋人の借金を返す為にここに来たんだ。恋人の為に…尽くしてた…。それほど峯山さんにとって大切な人なんだ。だけど…離れ離れの寂しさから…他の人に……)

紗江の胸が痛む。
離れ離れになる寂しさは今から思うだけで凄く辛かったから…

だけど…

(…私なら…他の人に走らない…)

峯山の心の傷を思い紗江は峯山をじっと見つめた。

紗江「…峯山さん…?…大丈夫ですか…?」

峯山「…っ?!」

峯山はハッとした顔で紗江を見下ろした。

峯山「…あ…フゥ…」

我に返った様子に紗江は少しホッとした。

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