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秘密の派遣業務

第29章 愛のかたち

潤んだ目で縋るように桐沢を求める紗江に愕然とする。

(…これは…どういう事だ…?…まさか…)

以前佐伯達が媚薬を使われた事を思い出した。

桐沢「峯山!お前っ紗江に媚薬を飲ませたな?!」

桐沢が峯山を睨みつける。

峯山はフッっ笑うと2人に近づき紗江を桐沢から引き離した。

紗江「っ…嫌っ…ハァ…直哉さんっ…ハァ…」

桐沢「紗江…」

峯山「駄目だよ。紗江が今求めていいのは桐沢じゃない。この俺だ。」

紗江「…ハァ…嫌…直哉…さん…ハァ…ああっ…」

桐沢「峯山…お前…わざと俺を呼んだな?」

峯山の意図に気付く。

桐沢の目の前で紗江に峯山を求めさせるつもりだったのだ。

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