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秘密の派遣業務

第29章 愛のかたち

紗江「っ?!直哉…さん…っ?」

ドクンっ!

ドクンっ!

桐沢の声と姿に鼓動は一段と激しく大きくなる。

紗江「…ああっ…どうして…」

(…こんな姿…見られたくないのに…)

桐沢「具合が悪いって…峯山が…」

紗江「…え…峯山さんが…?…ハァ…ハァ…」

(…そんな…わざと…?)

何も知らない桐沢は紗江に駆け寄るとその頬に手を伸ばした。

紗江「…ハァ…ぁ…直哉さんっ…!!」

我慢できなくなって紗江は桐沢に抱き付いた。

桐沢「…え…?…紗江…?」

紗江「…ん…私…私…ハァ…我慢…できないっ…直哉さん…ハァ…抱いて…」

桐沢「っ?!」

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