テキストサイズ

秘密の派遣業務

第31章 社長からの解放

社長「っ??な、何?そ、そんな筈はないだろ!紗江はずっとここに…」

所長「もちろん、相手の男も紗江を心から愛している。2人は相思相愛だ。君が入り込む余地はない。」

社長「っ?!ば、馬鹿な…」

狼狽える社長に更に言葉を重ねる。

所長「傷ついた紗江の心をずっと守り支えてやっていた。紗江はそのおかげでここでの生活に耐える事が出来たんだよ。2人の絆は硬い。」

社長「……………」

所長「君は紗江を騙した張本人だ。その君を紗江が愛すると本気で思っているのか?その方があり得ないだろ?」

所長の言葉に返す言葉はなかった。

しばらくの沈黙の後…

社長「……誰なんだ?…そいつは……」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ