テキストサイズ

秘密の派遣業務

第34章 最後の夜〜桐沢の愛〜

送別会が終わると桐沢は紗江を自室に連れて来た。

2人きりで過ごす最後の夜…

桐沢「風呂入るか?…一緒に…。」

紗江「…うん…」

素直に頷く紗江に桐沢はからかうように笑った。

桐沢「やけに素直だな。いつもは恥ずかしがるのに…?」

紗江は真っ赤になりながらも真っ直ぐ桐沢の目を見た。

紗江「だって…しばらく会えなくなるから…出来る限り一緒に居たい…」

(…そう…もう恥ずかしがってる場合じゃない。残された時間は…あと僅かだから…)

そんな紗江の言葉に桐沢は堪らなくなり紗江を掻き抱く。

ギュっと力強く紗江を抱き締めていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ