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秘密の派遣業務

第37章 新しい職場で

紗江からの手紙を桐沢は複雑な思いで読み返していた。

手紙には最近の紗江の出来事が書いてあった。

就職した先で仲良くなった友達の事。

上司に凄く素敵な人が居て、その友達が憧れている事…。

そして…
その友達と上司2人の4人で食事に行った事…。

など…仕事に関する事が殆どだった。

頑張ってる紗江に安堵する…
確実に自分の足で歩き始めている…

桐沢「…喜んでやる…べきだ…。」

だがそれは、紗江との距離が確実に開いていると言える。

桐沢「…紗江…」

今回の手紙にも…桐沢が欲しい言葉は書いてはいなかった。

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