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美穂「今度紹介してよ？」

美穂は興味津々な様子。

(私だって…出来るなら紹介したい。私の恋人よって自慢したいよ。)

紗江「ごめんね。紹介したいんだけど…遠距離で…なかなか会えないんだ…」

紗江が遠くを見るような目をした。
そして…ふっと息を吐く。

それは紗江が桐沢を想う時の無意識の表情だった。

美穂「わかった…っ…。紗江のその…物憂げの訳！彼を想ってたんだ…。」

紗江「え…？」

美穂「そうか…納得…」

1人納得している美穂。

美穂「…そうか…遠距離なのか…寂しいね…でもたまには会えるんでしょ？」

普通の遠距離ではない。
それを説明するのは難しい。

紗江は返事に困ってしまった。

美穂「そっか〜。だからか〜。」

だけどそんな紗江に気付かず美穂は1人納得していた。