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秘密の派遣業務

第39章 動き出した時間

桐沢は部屋に戻るとすぐに封を切った。

毎回読む前はドキドキしていた。
いつ…紗江から別れの言葉が届くか…
不安で堪らなかったからだ。

今回は更にドキドキした。
しばらく手紙が届かなかったから余計だった。

中から手紙を取り出す。

いつもより枚数が多い…
嫌な予感に手紙を持つ手は震えた。

恐る恐る…
ゆっくり手紙を広げ…
読み始めた…

桐沢「………え………?」

手紙を読む目が見開かれた。
手紙を持つ手が震えた…。

そして…
読み終わった桐沢の目には涙が光っていた。

居ても立っても居られなくなり、桐沢は部屋を飛び出していた。

そして…そのまま桐沢は所長室に向かった。

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