テキストサイズ

秘密の派遣業務

第39章 動き出した時間

桐沢からの返事がないまま…

紗江は1人、埠頭に居た。

土曜日の午後3時…

紗江「返事はないけど…直哉さん桟橋に居てくれてるよね…?」

じっと島の方角を眺めていた。

離れていても見つめ合ってる…
そう思えるだけで少し寂しさも和らぐ気がした。

しばらくの時間…海を眺めていた。

紗江「…あれ…船が…来る?」

島の方角から船がやってくるのが小さく見えた。

紗江「…島からの船だよね…誰か乗ってるのかな…?」

だんだんと近づいてくる船をぼんやり見つめていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ