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秘密の派遣業務

第40章 再会

繋いだ手を離せないまま…

桐沢は紗江を見つめる。

紗江もまた恥ずかしそうに頬を染めて桐沢を見つめていた。

(…本当に直哉さんだ…)

手を繋いだまま桐沢の腕に縋るように寄り添う。

(…嬉しい…)

頬を桐沢の腕にこするように擦りつけた。

(…直哉さんの…匂いだ…)

胸がいっぱいで涙が滲む。

紗江「……夢…じゃ…ないよね…?」

その呟きに…

直哉「夢じゃない…」

桐沢はしっかりと伝えた。

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