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秘密の派遣業務

第40章 再会

桐沢「………………」

紗江の涙を指先で拭いながらじっと紗江を見つめる。
胸がいっぱいだった。

紗江「…どうして…ここに…?」

桐沢を見上げながら、会えた嬉しさと同時に不安が胸に広がる。

何故桐沢がここに居るのかわからないのだ。

桐沢「話は後だ。俺の…家に行くよ。」

早く二人きりになりたかった。

紗江「…え……う、うん…」

紗江の肩を抱き寄せながら歩き出す。
タクシーを停めると二人はタクシーに乗り込んだ。

タクシーの中…
ずっと手を繋いでいた。

何を話せばいいのかわからない。

聞きたい事はたくさんある。
話したい事もたくさんあった筈なのに…

今は再会出来た喜びだけが2人を包んでいた。

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