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秘密の派遣業務

第1章 派遣社員

社長「久しぶりだね。…で?気は変わった?」

近づいて来た社長はドアの鍵をかける。

紗江「いえ。…変わりません。」

社長「…ふうん?じゃあ今日は?」

私の近くに社長が立ち、息がかかりそうな程に顔を近づけてくる。

(…近すぎるよ…)

私は仰け反るように身体を反らし離れようとしながら答えた。

紗江「もうすぐ契約が切れるので、次の仕事を紹介して頂きたくて来ました。」

私の言葉に社長は溜息を溢す。

社長「…何回も言うけど、そんなに必死に働かなくても俺の愛人になれば楽に暮らせるぞ?」

社長は私の髪を指で弄びながらそう言った。

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