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秘密の派遣業務

第44章 エンディング

2人でキッチンに立ち、一緒にご飯を作る。
これも日課になっていた。

毎日仕事帰りにオフィスに来てくれる紗江を気遣い、桐沢は家に居る時はいつでも紗江の家事を手伝っていた。
1人ですると大変でも2人ですると楽しくてあっという間に片付くのだ。

そして…

「いただきます!」

お行儀良く両手を合わせていただきますを言い、楽しい食事が始まる。

夕食の場は一日の出来事をお互いに報告し合う場でもあった。

食事を終えて後片付けを済ませてから、ゆっくりコーヒーを飲む。

一息ついて落ち着く…
ゆったりとした貴重な時間だった。

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