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好きなの

第5章 先生の束縛

それから毎日保健室に行った。
でもやらされるのは雑用だけ。内心ほっとしていた。ずっと何かされると思っていたから。

「先生、もう帰ってもいいですか?」

一通りの仕事は終わった。
早く帰りたい。
ここにいたくない。

「ああ、そうですね。今日はもういいでしょう。」

先生は少し考えてから言った。
やった!帰れる!素早く準備して出ようとした。


「あ、そうだ。今週末私の自宅に来なさい。」

(今週末私の自宅に来なさい。)
先生ははっきりそう言った。
嘘・・・

「まさか断るなんて言いませんよね?」

断れるわけがない。断れば。。。

「分かりました。」

大人しく頷いた。

「失礼しました。」

足が震える。早く帰ろう。

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