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好きなの

第1章 出会い


「始めるぞー班ごとでいいから席つけー」

今日は午後はずっと修学旅行の準備。
先生が入ったあと私は後ろを向いたので気づかなかった。その人の存在に。。。

「とりあえずだなー引き続き修学旅行の準備なんだが。篠原先生の代わりに来た数学の先生だ。それと同時に2-Aの副担だから挨拶しに来てる。みんな前を向きなさい」

このときも体は前で顔は作業に没頭していた私は先生の名前を聞いて体が凍りついた。

「篠原先生の代わりに来た、松樹 秀司(まつき しゅうじ)です。よろしくお願いします。」

えっ・・・・松樹・・秀司!?
ウソ、そんなこと。。。きっと同姓同名だ。
そんな淡い期待はすぐに打ち砕かれた。
顔を上げた私の目に入ってきたのは紛れもないあの人だった。。。

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