私の掏明くん
第12章 掏明のいない日々
男子①「先生、おはようございます」
男子②「おはようございます」
千尋「おはよう」
平凡な日々が続いていた
掏明がいない日々に慣れ始め、いつの間
にか…
いつの間にか千尋は
掏明の存在を忘れていた
というより覚えていないようだった
掏明と過ごした思い出が、記憶が千尋の
記憶から完全に
完全に
消えてしまったように…
千尋「ただいま」
誰もいない部屋
だけど部屋には掏明がいた証
掏明が使っていた服や食器などが残って
いた
でも千尋は
それらを見ても
掏明を思い出す事はなかった
千尋「はぁ、疲れた…」