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私の掏明くん

第15章 病室で



千尋「はぁ…あんッ」

掏明「ねえ…言って…俺の方が良いって
感じる、気持ち良いって…」

千尋「あんッ気持…良い、感じ…る」

掏明「…」


掏明は不安だった
自分がいない間、千尋は伸一と会い
伸一とセックスしたのは何となく気づい
ていた
だけど変わらずに
自分と関係をもっている事から
伸一との関係は既に終わっていると思わ
れたが…


掏明「…」


それを聞く勇気もなく
今はただ己の欲望のまま千尋を満足させ
るように
腰を動かした掏明
だけどその時、恐れていた事が…


看護婦「本田さん?」

千尋「!!」


声を出し過ぎたのか
看護婦さんが心配し病室に来てしまった
念の為、カーテンを閉めていたが
自分達に近づいて来る
足音に…


千尋「うッ、どうしょう…」

掏明「…」


必死に祈った
今からでも引き返してほしいと
だけど千尋が必死に願うも叶う事はなく
カーテンは
看護婦さんの手によって勢いよく
開けられてしまった…


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