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私の掏明くん

第17章 誕生日なのに…



千尋「7時には帰るから」

掏明「わかった、気をつけてね」

千尋「行ってきます」

掏明「いってらっしゃい」


誕生日当日
掏明に見送られ学校へ向かった千尋
今日は早めに仕事を終わらせ早く帰ろう
と思っていた千尋
だけど…


千尋「今夜ですか?」

上司「何か予定でもある?」

千尋「別に…」

上司「今日は川澄先生の誕生日らしいし
みんなでパーッと盛り上がろうよ」

千尋「…はいっ」


上司に飲みに誘われ
下っ端の千尋が断れるワケもなく
千尋は今夜、掏明との約束があったにも
関わらず
飲みに行く事に…


千尋「…」

麗子「さっきから時計ばっかり気にして
予定でもあるの?」

千尋「…別に」

麗子「ならいいけど」

千尋「…」


時刻は7時過ぎ
早く飲み会から抜けたかったが
今夜の主役である千尋が抜けられるワケ
もなく…


麗子「さっ、飲んで飲んで」

千尋「…ありがとうございます」


周りに進められるまま
千尋は普段の倍以上の量のお酒を飲む
はめに…


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