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私の掏明くん

第17章 誕生日なのに…



千尋「うぅぅ…気持ち悪い…」

麗子「千尋先生」

千尋「?」

麗子「こんな飲み会なんか抜けてもっと
楽しい場所に行きましょう」

千尋「楽しい場所?」

麗子「ええ」


千尋の誕生日会は
いつの間にか忘年会へと変わり
主役だった千尋が抜けても気づかれない
様子だった為
ほろ酔い気分の千尋は麗子に連れられ
ある場所へ向かった

この時
時刻は既に9時を回っていた
だけど千尋は酔っ払っていたせいか掏明
との約束をすっかり
忘れていた…


麗子「ここよ」

千尋「えっ…ホストクラブ?」


麗子に連れて来られたのは
意外な場所、ホストクラブだった
自惚れかもしれなかったが麗子は自分を
女性が好きで
男性には一切興味がないと
思っていたが…


麗子「意外だった?」

千尋「少し…」

麗子「でも見てると楽しいわよ、お金を
稼ぐ為に必死になって女達に媚びる男達
の姿って」

千尋「…」


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