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私の掏明くん

第24章 終電間際



千尋「ンッ、チュッンッ…」

東矢「…震えてる…するの怖い?」

千尋「違う…ただ緊張してるだけ…掏明
とするの久しぶりだから…」

東矢「今は東矢ね」

千尋「…そうだね(笑)」


電車の中
しかも相手は妻子持ち
奥さんの顔も子供の顔も知ってるいのに
いつの間にか
罪悪感や恥じらいなどは忘れ
東矢とする久しぶりのキスに夢中になっ
ていた


千尋「ンッ…」

東矢「チュッ、クチュンッ…」

千尋「ハァハァンッ」


自分達が今いる車両には
お客さんの姿はないが前や後ろの車両に
は数人
サラリーマンやOLさんの姿が
ちらほら見られる
ほとんど
疲れて眠ったり
本を読んだりしていて
二人の行為に気づく者はいなかったが
次の駅でもし誰かこの車両に乗って来た
ら…

そう思うと
少し怖くて同時に少し興奮した
だけどこの状況で興奮していたのは千尋
だけではなく東矢も
一緒だった


東矢「…千尋ッ」

千尋「ハァハァ…ンッ…」


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