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東矢「じゃあね、千尋…」

千尋「…うんっ」


コーヒーを飲み終えると
東矢は家族の元へ帰って行った
また会う約束などはせず中途半端のまま
ただ千尋は
待つ事しか出来なかった
東矢とまた会える日がくる事を信じ
待つ事しか…



貴子「…」

一輝「！？」

東矢「…」

一輝「ママ、パパが帰って来た」

貴子「東矢さんが！？」

東矢「…ただいま」

貴子「お帰り…なさい…」

東矢「…」


一睡もしていなかったのか
貴子の顔色は悪くぐったりとしていて
目の下には欝すら
隈が…


東矢「貴子…」

貴子「ご飯食べる？」

東矢「貴子に話しがあるんだ」

貴子「それともお風呂入る？疲れてるも
のね、すぐ沸かすわ」

東矢「大事な話しなんだ、聞い…」

貴子「…」

一輝「ママ？」

貴子「…別れましょう…私達…」

東矢「えっ」