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東矢「大事な人の為に使ってって」

千尋「大事な人？」

東矢「前にした約束、覚えてる？」

千尋「…えっと」

東矢「そのネックレスプレゼントした時
約束した事」

千尋「ネックレスくれた時…」


掏明が千尋の誕生日に
一生懸命バイトしてプレゼントしてくれ
たネックレス
そのネックレスを渡してくれた時
掏明が約束してくれた事
それは…


東矢「いつか指輪渡すって、でも千尋に
指輪を渡す時はちゃんと元の体に戻って
家族の事も決着つけてからって約束した
よね」

千尋「…うんっ」

東矢「指輪、受け取ってくれる？」

千尋「それって…さ…」

東矢「プロポーズ、千尋、俺と結婚して
お願い」

千尋「（笑）はいっ」


嬉しくて
少し涙目になりながら
東矢からのプロポーズを受けた千尋
それから
二人は一緒に指輪を買いに行き末永く幸
せに暮らした

時には
喧嘩する事もあったが
その時は出会った頃の奇跡を思い出し
野外でセックスをしたりして
いつまでも楽しく
幸せに


（完）