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私の掏明くん

第2章 裸のイケメン



私の名前は
川澄千尋(かわすみちひろ)
26歳、男子校で国語、現代文の教師を
してます
今現在、彼氏はなし
最近ある事が原因で別れてしまった


千尋「はぁ、お腹空いた」


こんな日は
行きつけのカフェで気分転換
気持ちを切り替えお店へ向かったのだが
その途中に事件が…


千尋「…!?」


人が行き交う中
ある一人の男性の姿が見えた
だけどその男性は明らかに普通の人では
なかった
何が普通でないかと言うと
その男性の体が…


千尋「裸の男性、薄い…薄いって言うか
透けてる?えっ透けてる裸の男?」


裸の男性
しかも薄い、透けてるなんて
大袈裟に思えたが目の前にいた男性は
本当に
本当に裸で薄くて透けていて
まるで幽霊のようだった


男性「ねえ」

千尋「?」

男性「ねえってば」

千尋「えっ?」

男性「お姉さんの事だよ」

千尋「私?」


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