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抵抗

第3章 観察記録《1》



父親は、そのビンの口を
稜平の、下の口に一気に突っ込んだ。

「っ!?くっあああぁぁぁぁッ」

稜平のテーブルについた腕の力が抜け
テーブルに身を伏せた。
そして身体をビクビクさせている。

ゾクッ
父親がこんなことをするのは初めてだ。
おもしろいじゃないか。

わかっているが、
俺も父親同様、狂っている人間だ。

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