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抵抗

第4章 観察記録《2》



父親はニヤニヤと笑い、
瞬一は怯えている。

「なぁぁ、瞬一はもうすぐ中学生だよなぁ?」

ニタニタと酒臭そうな息を吐き出しながら言葉を発した。


「そぅだよ!!
はなして、父さんっ」


瞬一は父親の手から逃れようと
体をよじっている。

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