不器用なタッシュ
第6章 不安
安心したら、眠気が一気に襲ってきた。
ベッドに入り、香織を腕の中に包み込む。
失わない様に…消えない様に…。
「ねぇ…嘉之…。」
香織が胸の中で話し掛けてきた。
「ん?」
「私を信じて欲しい…。昨日言った通り、嘉之の為なら命掛けられるから…。」
『信じて欲しい…。』
信じたいし…俺も信じて欲しい…。
「あぁ…。」
腕が背中に回ってきて、力が込められた。
「愛してるから…。」
トックン…。
「うん…。」
「お願い…。」
トックン……トックン…。
出会った頃の様に…香織の気持ちが、胸に響く。
信じるさ…信じたいから…。
「…分かった。」
香織を抱き締める腕に力を込めた…。
君を本当に信じたんだ…。
君を信じていたかった……。
だけど…俺の中に染み込んだ『染み』は、消えてはイカナカッタンダ…。
ベッドに入り、香織を腕の中に包み込む。
失わない様に…消えない様に…。
「ねぇ…嘉之…。」
香織が胸の中で話し掛けてきた。
「ん?」
「私を信じて欲しい…。昨日言った通り、嘉之の為なら命掛けられるから…。」
『信じて欲しい…。』
信じたいし…俺も信じて欲しい…。
「あぁ…。」
腕が背中に回ってきて、力が込められた。
「愛してるから…。」
トックン…。
「うん…。」
「お願い…。」
トックン……トックン…。
出会った頃の様に…香織の気持ちが、胸に響く。
信じるさ…信じたいから…。
「…分かった。」
香織を抱き締める腕に力を込めた…。
君を本当に信じたんだ…。
君を信じていたかった……。
だけど…俺の中に染み込んだ『染み』は、消えてはイカナカッタンダ…。