テキストサイズ

不器用なタッシュ

第8章 決意

二次会も手伝って欲しいと言われて、少しだけ手を貸した。


兄貴たちはラフな格好に着替えて来たが、元木の頭には、沢山花が咲いていた。


乾杯して、披露宴とはまた違ってラフな感じで盛り上がっていく。


俺は、後で使うと聞いていたビンゴをお店に借りに行こうとしたら


「お~!君~背~高いね~!」


ホロ酔い状態の…女子二人が登場してきた。


「あっ!君~須永くんの弟だっ!」


「司会やってた子だね~えっと~嘉之くん!元気かぁ~!!」


…ウザいな…名前呼ばれる筋合いも無いのに…。


「すみません…ビンゴの用意を…」


「ビンゴ~!よっしゃ~!私は、君にビンゴだぁ~!」


「きゃははぁ~!何言ってんのあんたぁ~!出身校一緒なのよ私たち。知らない私たち?」


「知らない…ですね…」


殺意が芽生えそうだから、とっとと失せてくれ! 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ