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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

初体験は、高校3年生だった。


高2に入ったら、更に背が伸びて180cmになり結構目立ち、小島の後にも告白されては、さっさと手を出し、フラれ続けた。


その度に安岡に


「コミュニケーション取れって言ったろ!」


と、叱れたが、コミュニケーションするより、相手の気持ちを測るのに、手っ取り早かったからだ。


本当に『好き』なら、キスくらい気にしないだろが!


そんなことを繰り返し、最終的にフラれ記録は15人になった。


高3の夏に出品した作品が、佳作に引っ掛かり巷の広報に載ったりしたせいか、また声を掛けられる事が増えた。


ある日校門を出ると


「君、須永くん?」


そう声を掛けて来たのは、他校の生徒だった。


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