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ボク赤ちゃんに戻っちゃった!

第4章 できる?できない?

ボクが手を止めて、じーっと見ていたら、気配を感じたのか?ママはこちらを見て。


「うっむ、どうしたキラ。」


思わず返事してしまった!
「いゃ、なんでもない。」
あっ!しまった。
ママには気付かれないように喋るのは極力避けていたのだが;


「さっき、私の名前呼んだでしょう?由美ちゃんって。」


「えっ!気付いていたのママ!?」


「うん、だいぶ前から、転生していたんだなって。」

「そうなのか!」


「最初は信じられなかったけど、あなたの子種で産まれた子に転生するなんて!」


「そうですか」


「苦しかったでしょう?隠し通すのは辛いものね。」

「うん、うん、由美ちゃんにそう言って貰えると肩の荷が取れた思い。」

「それは良かった。」

「由美ちゃん…」(泣)


ボクは思わず由美ちゃんに抱き付いた。





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