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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

香織は、気付いてたのかな…寂しがってた、母さんの気持ち…。


息子は嫁のもんになるから、娘が一人くらい欲しかったって、いつも言ってからな。


「お疲れ様~!お昼にしましょう。」


さっき話してた、鰻のお店。


有名店だからか、少し混んでいたが、何とか六名座れそうだった。


母さんが早速、お品書きを見始める。


嫌な予感…。


「頼むの決まってるよ。」


母さんは、ジロリと俺を睨み


「分かってるわよ!ちょっとくらい良いじゃない。」


「ちょっとくらいって…呑む気?」


「せっかく楽しく皆で来れたんだから、景気付けに一杯くらいね~!」


賛同を求めるなよ!


皆呑めんだから、スイッチ入れたら、後の予定はただの飲み会になるだろ!

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