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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「はぁ~寂しいか…ま、解らなくもないか。」


「明日は、ちゃんとお義母さんに、お礼言ってあげてね。」


俺の肩に頭を預けて、上目遣いで香織は微笑む。


「分かった…香織、本当に有難う。」


「ううん!何もしてないよ~。」


キュン!


今日は、お互い飲み過ぎてないし、最後の夜…。


「香織…寂しかったよ…。」


「へっ…!志…!」


無防備な唇を塞ぐ。


「はぁ…香織…今日はいいかな…?」


ちょっと頬を赤らめ、照れ臭そうに頷く君。


「行こ…。」
「うん…。」


香織の手を取って、敷かれた布団に座り、香織に再びキスをする。


「志信…あっ…。」


クチュ…。
絡める舌が、気持ち良い…。


「香織…。」


頬擦りをして、浴衣に手を掛け…クラリ…あれ、頭が回るな…。


瞼が急に重くなる…うそだろ…。


「志信?」


「スゥ…。」


「ふふ…お疲れ様…。」




意識が深く堕ちていきながら…頬に柔らかい感触を感じた…。

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