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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「ハネムーンベイビィ~残念だったな!」


「ハネムーン…ベイビィ…。」


「あっ!しまった…。」


振り向くと、佐伯さんが側でマグカップを持って立ち尽くしていた。


「佐伯さん…これお土産…。」


嫌な予感…。


「きゃあぁあぁあぁあぁ~!」


まだ、終わってなかったか!


「小田切!避難だ!」


「他の部署に、行ってくる!」


急いで部屋を出て、廊下を歩き出す。


香織と出会ってから、俺も自身も取り巻く環境も全てが、温かく感じる…。


「ははは…。」


自然と笑いが込み上がり、俺は窓から見る景色を眺めた。


この空も大地も…君と一緒に眺めていく景色は、きっと、もっと色鮮やかに、輝く未来が待っているんだろう…。





君との未来に…俺は、また一歩進みだす。

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