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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

俺は休み明け、会社で片っ端にゆるキャラを配ると、人気キャラのお陰か、やたらみんな喜んでいた。


「わ~!九州ですか!」
「海外じゃないんだぁ~!」


「あぁ、両親も連れてったから。」


「何!小田切、新婚旅行に親連れてったの!?」


滝島筆頭で、みんな驚く。


「香織の提案だったんだ。結構良いもんだよ。」


「へぇ~何か、香織ちゃんらしいな。」


「まあ…色々あったけど…。」


今と成っては、良い思い出だよな。


滝島は、ニヤニヤして


「なぁ~にぃ~!親御さん居ても、アッチも頑張ったの!」


「あぁ~!?」


眉間にシワを寄せて、滝島を睨む。


オマエのスピーチのせいで、どんだけ大変だったか!


「出来るわけないだろ!」


一気にあの悲惨さが蘇る。

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