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君と描き始める未来に

第9章 台風

ガタカタガッ…。


雨脚が強くなり、窓に激しく打ち付ける。


台風が近付いて来て、せっかくの土日だが抜けるまでは、出掛けられないな…。


まあ…別にいいけど…。


「う…うん…凄い…音だね。」


強風の音で、香織は目が覚めしまったようだ。


「うん、昼には抜けるみたいたけど、その後も強風だから出掛けるのは厳しいかな…。」


「そっか…黎子たちに、お土産渡したかったけど…。」


「また今度、うどんパティーする?」


香織は胸の中に、潜り込んで来て


「ふふ…そうだね…でも、ラーメンも沢山あるよ…。」


母さんが、土産で沢山買ったからな…。


俺は胸の中の香織を抱き締めながら


「じゃあ…ラーメンパティーかな。」


お義父さんから聞いた、飛び蹴り話が気になったし。

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