テキストサイズ

君と描き始める未来に

第12章 エピローグ

3ヶ月後

パソコンの電源を落として、帰る支度をする。


「おっ!小田切、花金だけど真っ直ぐお帰り?」


滝島が、椅子の背もたれに腕を乗せて足で引いてくる。


「そうですよ!真っ直ぐ帰って、レンタル屋に寄って行きますよ~。」


「何々!今日こそ、ディズニー?」


「借りないよ!じゃっ、お先~!」


「ディズニー舐めんなよ~!」


笑いながら言ってる滝島の声が、背中に届いた。


最寄り駅に着いて、レンタル屋に入る。


サスペンスは、毎回の定番。


アクションは…飛び蹴り回避の為、却下。


ラブストーリーにしようかな?


ホラーは論外!!


三枚選んで、カウンターに向かった。


『もう直ぐ着くよ!』


香織に、帰宅メール。


いつもの橋に差し掛かり、ちょっと足を止めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ